D.C.４年９月１日、物干し場の足もとに色も姿も異様な幼虫が。うをっ 踏む！
見れば、食い尽くして丸坊主になったスミレの茎でおろおろしているのでした。なにこいつ、なにこいつ。こんなデカイ図体してなんでスミレなんてちまちましたもの喰ってるの。別の株から葉っぱをとって差し出したらぱくついてきました。この食いの荒さではあがり間近のようです。何になるのか飼ってみようと思いました。たしかこの形態の幼虫、見かけに寄らず見事なチョウになるとあいまいな記憶があったのですが、さっぱり思い出せませんで。
図書館で調べるとどうもタテハチョウ科の幼虫です。とても種類が多いグループで、どれの幼虫かまで特定することは出来ませんでした。幼虫の分類ってあまり進んでない分野なんですよね。（左 ナミアゲハの幼虫とツーショット）
翌日には前蛹になりました。サナギはぶらさがるタイプでした。手（？）を放すときに落っこちるんじゃないかとひやひやしたですよー。よくぶらさがってるよなあ。ぶらーん。
サナギには金属光沢の突起があり、水銀の粒のようにキラキラしています。写真じゃちょっとわからないですね。誰かハンダ付けした？ってくらい人工的な感じです。
９月１１日に羽化しました。思ったより地味なチョウですね；
タテハチョウ科は前脚が退化してして、４本しか足がありません。
同定は裏羽の模様でします。裏の方が鮮やかな色をしていますね。うーん、似たようなチョウがいっぱいですがこれはツマグロヒョウモンとでました。
